「絵」のように書け

「ライター」とは私にとって表現をする仕事です

みなさんにとって「ライター」とはどのようなイメージを持つでしょうか。新聞記者のような事実を伝える人のことでしょうか。それとも週刊誌のようなスクープをすっぱ抜く人のことを連想したでしょうか。きっと人それぞれだと思います。そして人それぞれという事こそ、ライターをライター足らしめる、ライターの「醍醐味」だと思っています。

自分が初めてライターを志したのは、中学校の頃でした。本屋に行っては何時間も雑誌を立ち読みまさに本の虫になっていました。他の中学生からしたら根暗な中学生と思われたかもしれません。

しかし、記事の数センチ×数センチという狭い空間の中に自分の自由に文字を置くことができる。それは1文字から数百文字まで、書く人次第です。そんな「摩訶不思議」な空間に自分はいつの間にか惹かれ、いつしか「ここに人をアッと言わせるような記事を書いてみたい」と思いました。夢のスタートラインを歩み始めた瞬間でした。

しかしこれが実に難しい。自分の書く意図と相手が感じるものには時として溝が発生してしまい、もどかしく思うことも少なくありませんでした。日本語というのはひらがな、カタカナ、漢字と実に多彩な言葉を操り、微妙な言い回しのオンパレードです。

この1文字1文字をどのように選び、表現するかを頭が駆け巡り、眠れない日もありました。しかし、そんな表現ができるのはライターの醍醐味だと思います。是非とも、絵を描くように言葉の1つひとつを紡いでいってください。